教室の本棚

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沖縄そば(石垣島)

小学校の教室で読み聞かせた(みんなで読み合った)本、親子で読み聞かせた本、
支援学校で読んだ本などの中から、子どもたちの生き方や考え方に影響したものを
子どもたちの生活とお話を重ねながら丁寧に説明してくれている。
私が読んだことがある本や大好きな本も多くて、本ってそういう風にも使えるんだなあと思った。
まるで医者が処方箋を書くように、子どもたちの問題に処方箋となる本もたくさんある。
まだ読んだことがない本で面白そうなのもたくさんあったので、読んでみたい。
私もこういう活動を長年やっているが、しばらくお休みしていたので、また再開したいなあとも思った。
子どもの本とか大人の本とか区別するよりも、素直に本の世界を楽しめればいいなあと思う。


子ども発見ライブラリー (編集)
太郎次郎社エディタス (2007/3/10)
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# by fantasyworld | 2015-05-17 20:41 | 文学論
身近な学園ものみたいでもあり、ハリーポッターのようなファンタジーのようでもあり、
恋愛もののようでもあり、親子関係の物語のようでもあり・・・
とても長いお話なのに謎が多くてひきつけられる。
忍者とか陰陽師とかいろんなものを一度に出してきて大丈夫?と思いながら読んだ。
ここで終わるのはもったいなくて、今後彼らがどうなるのか、
世界遺産になるというのはどういうことなのか
大きな謎がまだまだ残っている。
人見知りの激しい泉子に初めは共感していたけれど、だんだん力を発揮するにつれて
そうでもなくなった。その代わり深行や相楽さんのかっこよさのほうにひきつけられた。


荻原 規子 (著), 酒井 駒子 (イラスト)
KADOKAWA / 角川書店 (2014/7/25)
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# by fantasyworld | 2015-04-26 07:37 | 物語

女王はかえらない

やっと図書館で順番が回ってきました。
あらすじを見て、普通のミステリではないような設定で面白そうだとは思ったものの、
レビューをみるとそれほどでもなさそうだったので、借りて読みました。
確かに初めのクラスのいじめの構造はなかなかよくかけているけれど、
ミステリとしてだとなんとなく先も読めるし、こんなごまかしが通じるはずもない
と思うところがいくつかあった。
メグが男でオッサンが女だということだけはわからなかったけれど
それとメグがマキを好きだったこともわからなかったけれど・・・
20年前のいじめを解決できていたら、救われたたくさんの人がいることを
思うと、教師や子どもの周りにいる大人の責任の重さを改めて感じた。
それにしてもマキとエリカはそうしてそんなにボスになりたがったんだろう?
どちらかというと二人とも恵まれた部類なのに。
ほんの少し足りないことに焦っていたのかな。


降田 天 (著)
宝島社 (2015/1/9)
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# by fantasyworld | 2015-04-19 18:00 | 物語

王妃の館(上下)

旅行が好きだし、映画化される話を聞いて読んでみた。
長い話の割には早く読めたのでそれなりに面白かったのかもしれないが、
設定やストーリー展開が強引過ぎて、昔の話と今の話がうまく融合されて並行して
話が進んでいる面白さはあったが私としてはいまいち・・・だったかな。
どちらかというと現代の話より昔のフランスの話のほうが面白かった。
それにしても人生は考え方によってどうにでもなるのだと改めて思った。
水谷豊さんが「相棒」では杉下右京さんという名前だが、
この映画でも右京さんという名前の役をされるのが興味深い。
キャラ的にもうまく合っていそうだった。
英語やフランス語を話せる登場人物が多くて、うらやましいなあと思った。
いろんな事新しく勉強したい春ですから・・・


浅田 次郎 (著)
集英社 (2004/6/18)
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# by fantasyworld | 2015-03-30 11:07 | 物語

花咲小路四丁目の聖人

東京バンドワゴン風の物語を期待して読んだのだけど、
確かに読みやすかったけれど
思ったほど面白くはなかった。もっと商店街の日常の謎がたくさん解き明かされるのかと
思ったけれど、商店街の再開発と父の稼業(泥棒?)をつなげた一つの大きなストーリーだった。
克己や北斗、そして父はそれなりにかっこいいけれど、ヒロインの亜矢さんがいまいち
かっこよくない。
周りの人に振り回されすぎ。
都合よすぎる展開でもあるが、意外な設定が多くてそういう意味では楽しめる。


小路幸也 (著)
ポプラ社 (2013/10/4)
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# by fantasyworld | 2015-03-15 20:25 | 物語

はぶらし

たかが、はぶらし、されど存在感のあるはぶらし。
はっきりといってもいいけど言いにくいこともある。
その微妙なところをかけていると思うが
水絵はちょっと甘えすぎと思うし、多少DV気味なことを知りつつ
耕太を父の所に返す主人公にも共感できない。
ずるずると相手のペースに乗せられて断れなくなってしまうイライラ。
私も断るのが下手だからよくわかる。
表向きは信用しているように見せながら信用できない怖さ。
一緒の家に住むというのは結構怖いことなんだと思う。
最後に立派に育った耕太が会いに来てくれるところが救いだけど。
先が気になって一気に読んでしまった。


近藤 史恵 (著)
幻冬舎 (2014/10/9)
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# by fantasyworld | 2015-03-08 18:30 | 物語

終わらない歌

「よろこびの歌」の3年後、主人公たちは20歳になった。
20代の若いころは自分のしたいこともわからなかったり、自分の才能や
進むべき道もわからなくて焦ることが多いが
そういう少女たちの悩みをやさしくさわやかに描いていると思う。
前作の続きなので前作から読んだほうがわかりやすい。
歌というものは音大でだけ歌うものではないという終わり方がいいなと思う。
私が一番好きなのはいつも一生懸命走っている千夏。
千夏の家族もそんな彼女のことを理解して応援してくれているのが
すごくいいと思う。
久しぶりに「コスモス」を聞きたくなってユーチューブで聞いてみた。


宮下 奈都 (著)
実業之日本社 (2012/11/17)
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# by fantasyworld | 2015-03-04 18:07 | 物語
急に最後の事件ってどういうこと?と思って読んだ。
2冊もある分厚い本だったが、結構サクサクと読めた。
浅見シリーズでは浅見さんだけは永遠の33歳だったのに、この作品で今までのヒロインが
たくさん出てきて、それじゃあ時系列的に合わないんじゃあ・・・とも思ったが
今までそれぞれの世界で出会っていたヒロインたちが一緒に出てくるのは壮観でもあった。
最後の事件らしく舞台は遠くドイツにまで広がり、時代も遠くヒットラーの時代にまで。
人と場所の名前がたくさん出てくるが、行ったことのある場所も多かったので
案外混乱せずに読めた。
忌部さんたちが守り抜いてきた秘密は結局どうなるんだろう。
任務といわれても、どうしていいのかわからないような・・・
探偵をやめるとこれからルポライターだけでやっていけるのかなとも思うし。
最後とはいえ浅見の結婚とかその後とかあと何冊かは出てきそうな気もする。
佐和さんとの出会いは読んでなかったので、さっそく買ってしまった。


内田 康夫 (著)
角川書店 (2014/7/31)
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# by fantasyworld | 2015-03-01 07:02 | 物語
この本も一般向けに書かれたものだが、やや専門書的書き方になっている。
行動分析というのは説明されると納得できるが、自分の悩みと具体的に当てはめようとすると
まだ私の知識程度ではうまくいかない。
行動を機能から見直してみる、行動に影響を与えるメカニズムを見直してみる
そういう視点で自分や自分の周りにいる人たちの行動をとらえなおしてみたい。
そして「したいからやる」行動やエクスポージャーを増やしたい。
何度かじっくりと読み返せばもっと理解できるかなあと思う。


奥田健次 (著)
集英社 (2013/7/25)
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# by fantasyworld | 2015-02-19 05:43 | 教育一般

よろこびの歌

前から気になっていた作家だったけれど、やっと一冊読み終えた。
今、受験シーズン真っ只中だけど、哀しいことに高校入試で失敗して挫折感と共に
人生がうまく回らなくなったと感じる人も多いだろう。
そういう人を応援してくれる作品だと思う。
短編連作のようでいて一つの大きな流れがあるというのは私の好きな構成。
登場人物があまりにもいい人すぎるのが現実とは違うかもしれないけれど
いろんな人がそれぞれの悩みを抱えつつ、少しずつ周りとつながっていって
お互いに助け合うという温かなストーリーは読んでいて気持ちがいい。
クラスの友達とこんな風に絆が深まればいいなと、ある意味集団作りの理想形かもなぁとも思う。
続編もあるらしいので図書館で借りて読んでみよう。


宮下 奈都 (著)
実業之日本社 (2014/3/7)
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# by fantasyworld | 2015-02-14 21:44 | 物語
行動療法の専門家や勉強したことがない人にでもわかりやすく、
行動療法を応用した子育て法を描いた本。
読みやすくやさしい言葉で書いてあるけれど、これをこのまま実行することは
相当難しいと思う。
筆者の言いたいことをきちんと理解することも、いままでこういうことを
勉強していなければ難しいと思う。
一度悪い行動を知らないうちに強化してしまっていたら
それを逆にするなんてなかなかできないと思う。
それに今一歩具体性に欠ける部分も多くて
これを読んだだけでは実践は難しいだろうと思った。
確かに普通の考えからすると常識はずれのアイデアを持っている先生だと思うが
もう少しよく読んでみないとなあと思う。


奥田 健次 (著)
ダイヤモンド社; 1版 (2015/1/5)
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# by fantasyworld | 2015-02-08 20:37 | 教育一般
前作があまりに面白かったので、今回も期待して読んだ。
30分で読み終えてしまったのでその短さがちょっと・・・
でも笑いながら楽しく読めた。
2014年の夏に念願だったフィンランドに行ったので、今作ではパンよりも
背景の絵に懐かしさを感じた。
とはいうものの、パンは相変わらずおいしそう。
わたしの旅行はムーミンがメインだったし、北欧のパンがそんなに個性的で
おいしそうなんて知らなかったから、シナモンロールぐらいしか食べてなくて
残念!!
でもヘルシンキからロヴァエミニまで急に思い立って行ってしまうなんてすごい。
半年後の夏休みにはドイツに行くので、前作をもう一度読み直して
今度はドイツのパンをしっかり味わいたい。



山本あり (著)
イースト・プレス (2014/3/7)
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# by fantasyworld | 2015-02-02 05:43 | コミックス
私も少しだけ行動分析を勉強したことがあるが、こんなに効果があるものだとは知らなかった。
もう少し勉強しなおしたくなったし、いろんな人にこの本のことを教えたくなった。

自閉症や発達障害の子どもたちのさまざまな困った行動を奥田先生に相談すると・・・
冗談のようなダジャレのような(でもしっかりと行動分析の理論に基づいている方法ですが)
カウンセリングなのだか、子どもと遊んでいるのだかわからないような楽しいやり方で
あっという間に効果を出してしまう。この遊びがすごくいいと思う。
大変な問題を抱えている子が多いのに笑いながら読めてしまうし、
奥田先生が示す対処法は意表を突くものばかり。でもやったことがなくても
この方法ならうまくいきそう!と思ってしまう。
全く同じ方法は使えるはずもないけれど、一部なら参考になりそうな気がした。
こんなに具体的に手品のようにアドバイスできる先生ならとても忙しいだろうに、
そんな忙しさを感じさせない余裕のある文章と振る舞いだ。


奥田健次 (著)
飛鳥新社 (2014/8/22)
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# by fantasyworld | 2015-02-01 21:14 | 特別支援教育
ユリエさんの家族が全員登場。
ユリエさんのキャラがよくわかる、ユリエさんよりももっと濃い一族。
そこにのちに嫁になる美少女の愛友ちゃんと愛友ちゃんのおばさんのひろみさんが
加わり、影の薄い男性陣をはるか上回る強いキャラばかりの女性パワー全開!
というところ。腕貫さんは最後の最後にちょっとしたことで登場するだけなのだけど
謎が謎を呼ぶトリックがこういうこと?といつもながらこのシリーズは最後に驚かされる。
ミツヲさんのダメっぷりが徹底していて、ここまで来ると立派。
この前読んだこのシリーズの一冊にミツヲさんの嫁として愛友ちゃんが出てくるので
初めから二人は結婚することがわかっていたものの
二人の関係がとんとん拍子過ぎるような気もした。
人間の記憶とか噂の複雑さ、どんどんいろんな謎が出てきて
それらが最後にちゃんとつながるところがさすがだけれど
ちょっと無理しすぎかなと思わないでもなかった。


西澤 保彦 (著)
実業之日本社 (2013/10/23)
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# by fantasyworld | 2015-01-26 05:47 | 物語

あなたの本当の人生は

直木賞の候補になったことからこの話を知り読んでみた。
ファンタジー作家とその二人の弟子(ただの関係者?)
が自分自身の人生や物を書くことに真剣に向き合いながら、3人で助け合ったり刺激し合って
一緒に暮らしている。その何気ない日常を淡々と描いた物語で
どこからが現実で、どこからがお話なのか、という話になっている。
物語が作家から生まれるというのはこういうことなのかとなんとなく納得する。
物語を引っ張るのがチャーチルという黒猫だったり、真美のあげるコロッケだったりする
というのが面白い。
それにしてもホリー先生が自分の周りの人の考えをわりとあっさりと見抜いてしまうことに
驚いた。


大島真寿美 (著)
文藝春秋 (2014/12/19)
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# by fantasyworld | 2015-01-25 19:11 | 物語
短編集だし、一定のパターンがあるので読みやすい。
最初に問題が出て、最後に腕貫探偵が答えを示すというパターン。
その答えは私にはどれもわからないようなものばかりだったし、おなじみの
登場人物がうまくかかわっているのもいいと思う。
犯罪ばかりではなく、人と人とのちょっとした行き違いや、好意からだますようなことを
するものもあるので、残忍なシーンが苦手でも楽しめた。
でもどの作品もこのあとこの人たちの人生は、おなじみの人たちも含めて
どうなったのかな?と気になる。この作品たちのその後の話が出てきたらいいのに。


西澤 保彦 (著)
実業之日本社 (2014/10/31)
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# by fantasyworld | 2015-01-18 09:43 | 物語
冬休みに石垣島、竹富島、小浜島、西表島に行った。
石垣島のとある食堂でご飯を食べようとしたらそこにおいてあったのがこの絵本。
今回の旅行で見たもの(首里城以外)をとてもうまくまとめてわかりやすく紹介している
ことに驚き、かえってすぐにこの本を買った。
私の旅の思い出のアルバムとしてはもちろん、沖縄のことを学習する教材や旅の情報誌として
活躍しそうだし、眺めているだけでもかわいくて楽しい絵本だ。
1600円というといつもならちょっと躊躇するけど、この本にはそれ以上の値打ちがあると思った。
沖縄のことを紹介するのに本島よりも離島のことが中心というところが一番面白いと思ったところ。
このシリーズはまだ沖縄と京都しかないようだけど、あちこちどんどん紹介されたらいいなあ。


たちもと みちこ (著)
ワニマガジン社 (2006/7/28)
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# by fantasyworld | 2015-01-12 20:51 | 絵本

腕貫探偵、残業中

このシリーズは読みやすくて、ちょっとした空き時間に読むのはちょうどいい。
腕貫探偵は前作よりもうんと人間らしくなっているが、1作目のほうがやっぱり面白かった。
登場人物一人一人のキャラもはっきりして共感できるけれど、事件自体、作り物というか
パズルっぽく頭の中で考えたにおいがする。まあ物語なのだから仕方ないのかもしれないけれど。
犯罪に人間を引きずり込む動機がこんなに弱くていいのかなとも思った。
犯人やトリックなどはなかなか意表を突いたもので面白かったけれど・・・




西澤 保彦 (著)
実業之日本社 (2012/6/5)
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# by fantasyworld | 2015-01-12 20:38 | 物語

腕貫探偵

パターン化された安楽椅子探偵もの。ユーモアミステリなので、気楽に楽しめる。
探偵さんがあまりにも簡単に謎を解いてしまうのでその鮮やかさにすっきりする。
旅行中に読んだのがちょうどよかった。それぞれがバラバラなようでいて、どこかで
つながってくるのが面白い。ただ登場人物や地名の読み方がどれも厄介で読みにくかった。
葉子たちの恋はこの後どうなるのかな。


西澤 保彦 (著)
実業之日本社 (2013/10/23)
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# by fantasyworld | 2015-01-07 17:59 | 物語

小野寺の弟・小野寺の姉

片桐はいりさん、向井理さんが姉と弟を演じ映画化されたらしい。
映画は見ていないが、まるでこの二人のためのお話だと思った。
お互いに相手のことを恋人以上家族以上に思いあっているのに
切実さとか真面目さからちょっとずれた可笑しみがたっぷり詰まっている。
二人とも不器用でじれったくてわがままなようで肝心なときに自己主張できず
我慢してしまう。じれったいようないじらしいような・・・
こんな二人の関係を理解できる人がいたらいいのになと思うけれど
現実ではなかなか難しいんだろうな。
久しぶりにすごくいい話に巡り合えた。


西田征史 (著)
幻冬舎 (2014/10/24)
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# by fantasyworld | 2015-01-03 16:52 | 物語

満願

ミステリーとしての評価が高かったので一度ぐらいこの人の作品を読んでみようと
購入した。さっそく読んでみたけれどどれもすごく怖くて人の心の醜さやエゴみたいな
どろどろしたものに満ちていて、私としてはあまり好きにはなれなかった。
読後に謎が解けてすっきりするとか、人間性への洞察が深まるというよりは、
哀しみやさみしさが残るだけだった。こんな話を読むと生きているのがつらくなってしまうような
感じもした。
電子図書は本屋さんで買う前にぱらぱらとめくってみることができないので
書評が判断基準になるけれど、それも気を付けないといけないなあと思った。


米澤 穂信 (著)
新潮社 (2014/9/12)
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# by fantasyworld | 2015-01-01 22:05 | 物語

切れない糸

どんな仕事でも同じだと思うが、外から見ているのと実際にやってみるのとでは
大違い。クリーニングなんてあまり考えたこともなかったが、最近鹿革のコートを
クリーニングに出してみてこの仕事の大変さに少し気が付いたところだったので
主人公の成長ぶりが一番面白かった。
そしてしげさんの職人としての誇りや研究熱心なところも本当にすごい。
友達の沢田くんの鋭い洞察力も不思議だし、気が付いたことやその根拠をなかなか
教えてくれないのがちょっといらいらした。
坂木さんの世界にはいつもコミュニケーションべたな人が出てくるけれど、必ずそれを
フォローしてくれる人がいて、うまく仲間に引き入れてくれる。
特にすばらしい能力がなくても、友達がいなくても、失敗が多くても大丈夫だよと背中を押して
くれるような優しさを感じるのはそのせいだろうと思う。


坂木 司 (著)
東京創元社 (2012/10/25)
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# by fantasyworld | 2014-12-31 05:57 | 物語
今回は太宰の「晩年」一冊に焦点が絞られている。
大輔と栞子の関係をうまく目くらましに使いながら、これまでに出てきた人たち
すべてが出てくる上に、大輔や栞子たちの祖父母たちの世代の人まで出てくるから
人間関係の整理が付きにくかったりした。
後半になるとだんだん構造がつかめてきて読むスピードも上がったし
わくわく感も出てきたが、最後まで私には犯人はわからなかった。
これで終わるのかと思ったら、まだあと1~2巻は出るらしい。
まあまだ母の謎が残っているしな・・・


三上 延 (著)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014/12/25)
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# by fantasyworld | 2014-12-29 21:13 | 物語
新聞に紹介されている本の帯を見ただけで私にも思い当たることがたくさんあったので
読んでみたくなり、ネットで買ってみた。
コミックエッセイなので読みやすく、1時間ほどで一気に読み終えた。
珈琲を飲まないほうがいい理由がわかったり、リバウンドしないための細かな工夫が
いっぱいあって、今すぐこの本の通りにやってみたくなった。
あまり極端なことをしないように続けることが一番見たい。
まずは毎日運動しなきゃ。


ダイエットコーチEICO (著), いしいまき (漫画) (著)
扶桑社 (2014/12/23)
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# by fantasyworld | 2014-12-28 06:24 | ハウツー

ナオミとカナコ

電子図書になるのを待ちかねて買い、一気に読んだ。
人は自分のためというよりも自分の大切な人のためなら強くなれるものだと思った。
直美しかり、加奈子しかり、陽子しかり・・・
DVというのは私は治らないんじゃないかと思うので、殺すしかないという二人の結論は
結構共感できたりするけれど、こんな風に上海に逃げるのなら、殺さずに逃げるのも
ありだったかもしれない。加奈子は自分の親にひどいことをされると思ったようだが、
達郎一人より世間の冷たい目のほうが大変な目に合わされると思うけれど・・・
そんなちょっとした違和感はあちこちに感じるが、やっぱり私も二人の共犯者になって
応援してしまう。李社長みたいに話の中でも二人を応援してくれる人がいて
都合よく瓜二つの中国人が出てきたりして、そんなほんのちょっとの偶然が二人を助けている
けれど、防犯カメラのことすら考えていないとは、かなり素人的な犯行だと思う。
二人が良心の呵責なしに過ごしていたり、加奈子が妊娠に気が付いてもそのままにしていたり
もっと早く逃げればいいのにぐずぐずしていたり、そういうところも理解できなかった。
へたに動いて尻尾を出すまいとしたのはわかるけど、興信所の追及さえかわしきれなかったのだから
警察の追及は逃れられないだろう。
上海で二人は無事に暮らしていけるんだろうか。それも気になる。


奥田英朗 (著)
幻冬舎 (2014/12/12)
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# by fantasyworld | 2014-12-26 17:33 | 物語
「謎解きはディナーの後で」風な話かと思ったら、「名探偵コナン」風の話だった。
男の人ってアリサみたいに頭がよくてはっきり自己主張をするかわいい女の子が
好みなんだろうか。このキャラならいくらアリサという名前だからといっても、アリスの
ような恰好(しかも暑い夏でも!)をさせることはないだろうに・・・と不自然な感じがした。
二人の掛け合いや、良太のボケぶりはテンポもよくユーモアたっぷりで楽しめるが
肝心の謎解きの部分が急展開すぎる。警察といってもいろんな係りがあって人がいるのに、
いつも友人が出てくるのも不自然だ。それに殺人の動機が軽すぎる。
こんなことで殺そうと思うなんて信じられない。
世界にも入りやすくて読みやすくストーリー的には面白かったが、いまいち深みとか
人間性の豊かさや哀しみに欠けるような気もした。


東川篤哉 (著)
幻冬舎 (2014/12/19)
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# by fantasyworld | 2014-12-23 20:51 | 物語

虹の岬の喫茶店

テレビで映画化を知り、読んでみた。
悦子さんの人柄、人を信じる気持ちがうらやましい。こういう人なら珈琲をおいしくする
魔法もかけられるかもしれない。
信じられると人はみんないい人になるのかな。
悦子さんの周りに集まる人はみんないい人になる。
虹の絵を残して亡くなった悦子さんの夫も、悦子さんも
自由に豊かに暮らしている。自分の好きなものを追いかけてロマンや夢を大切にしている。
現実ではいろんなしがらみがあって、なかなかこんな風に生きられないけれど
だからこの話を読むと癒される感じがするんだろうな。


森沢明夫 (著)
幻冬舎 (2013/12/4)
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# by fantasyworld | 2014-12-20 05:50 | 物語

書店ガール3

やっと3冊目が借りられた。なじみの登場人物たちなので読みやすい。
でも前作までとは違って世代交代している感じ。
理子はすっかり上役になり、亜紀さえも後輩に自分らしさを譲っている感じ。
とはいえ、この話の中心は亜紀だ。子育てをしながら仕事をする大変さは
私もよくわかっているが、ずっと前に通り過ぎてしまったことなので、それほど
切羽詰まった感はなかった。
理子と亜紀は自分にとって敵かと思えるような人でも、あきらめずにかかわって
いつの間にか一番の味方にしているところが面白いし、すごいなあと思う。
東北の震災をかなり大きく取り上げている。
本屋さんのフェアって本当にこんな風にして作られているのかなあ・・・


碧野 圭 (著)
PHP研究所 (2014/5/10)
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# by fantasyworld | 2014-12-15 22:03 | 物語

スタープレーヤー

始めはすべてが謎の設定だったし、夕月が願った2つ目までの願いは
私だってそうするだろうというものだったから面白かったが、夕月がもう地球に帰れない
とわかってからは、国を作っていくという話になっていくのであまり共感できなかったし、
終わり方もあまり面白くなかった。
大体10の願いといっても、あれこれ一緒に頼めるし、案内人に相談もできるので
あまり無駄に使う人はいないと思う。
絵本などの三つの願いだったら願いを無駄に使ってしまうことが多いので発想は全く違う。
作者が自分だったら?と考えてあれこれ楽しんで考えたような気がする。
第2作があるのなら、逃げたラナログがまた次に攻めてくるのかもしれないし、
最後に一つ残った願いを夕月が使うのかもしれない。
それにしてもマキオがあまりにも冷静で生きている人とは思えなくて
彼こそ、案内人プログラムみたいだった。


恒川 光太郎 (著)
KADOKAWA/角川書店 (2014/8/30)
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# by fantasyworld | 2014-12-14 19:45 | 物語

ナミヤ雑貨店の奇蹟

以前から気になっていた本をやっと読み終えた。期待に応える内容で面白かった。
ナミヤのおじいさんの悩み相談が地域の人と人とをつなげてそれが何十年という
時代を超えてつながり続けたのがすごいと思う。
児童養護施設を私財を投じて作った人とお世話になった子どもたちが大きくなって
丸光園のために力を尽くす姿はとても温かい。
本当に人のことを想う温かな人とのつながりがコソ泥をも改心させてしまう。
タイムマシーンのような奇跡以上に奇跡的なのはこういう人と人とのつながりだと思う。
長い話なのに結構一気に読んでしまえた。
夜逃げをする男の子の話が一番ドキドキした。


東野 圭吾 (著)
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/3/28)
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# by fantasyworld | 2014-12-14 06:30 | 物語